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日本たんが謎に女の子です!性転換っていうかにょたりあ的な感じで。
ギルベルトとおんにゃのこ菊たんのお話。

OKって素敵な人は↓へどうぞー。








-私だって--



「足が寒いです」

あいにくこいつん家みてーに、オレの家にはこたつなんて代物はない。
お互いソファに腰かけて、なんとなく会話が少なかったときに、菊が言った。

「んな短いスカートで来るからだろうがアホ!」

膝が見えるくらいの長さではあるが、いつものこいつと言えば、セーラーのスカートは何時の時代なんだと言いたくなるほど真面目な膝下5センチで、あまり見たことがない普段着でさえふわふわしたロングか中にズボンだったので、今日のそれは異常なまでに短いのだ。
菊をなじる言葉でさえ出てこないのは、そんな異常事態に視線がいってしまうからだ、多分。何故かは知らねーが、いつもなら向かい側にすわる菊がすぐ隣にすわっている所為もある。襲うぞ処女め。
めんどくせーがオレの家にいて風邪なんて引かれたほうが面倒だ。タオルケット的な何かを持ってきてやって、投げつけてやった。オレ様って優しい。
ありがとうございます、大して感情も込めずに菊が言う。なんだ、オレが何かしてやったときは大喜びするくせに、今日はなにが不満なんだこのやろう。
タオルケットのおかげで、目に毒な少しだけ見えている太ももやら膝小僧やらが隠れた。
ほっとため息を吐いて、テレビでも見るかとリモコンに手を伸ばすと菊がまた何かを言った。

「あ、あの、ギルベルトさん」
「・・・なんだよ」

ふっと視線を迷わせて、一言。

「肩が、寒いんです」
「おまえマフラー持ってんじゃねぇか!巻けよバカ!」
「すみません、そうですね・・・」

菊が薄い灰色のもわもわしたマフラーを自身の首に巻きつける。
首は温かそうだが、たしかにこれでは肩は冷えるかもしれない。風邪ひかせたら困るだけだ、そう言いながら、もう一枚タオルケットを出して菊の細っこい肩にかけた。はし、とその手を彼女につかまれる。その手は、ひどく冷たくてわずかだが震えてた。顔も寒さゆえか赤い。
部屋の中なのに、そんなに寒ィのか?

「ま、まだ、寒いので・・・ギルベルトさんが、あ、あたため・・・」
「んだよ、おまえ風邪ひいたんじゃねぇのか。さっさと帰って寝ろ!自己管理ができないのはただのアホだ!」

オレ様の言うことには素直に従ってきた菊だったが、驚くことにこの時はオレを睨みつけてきた。
赤くなった、潤んだ、目元で。

「アホはあなた、です!・・・っお、女から、誘っているのですから、男、だったら・・・・っ!き、気づいて、くださ・・・うー!」

ぽろぽろと涙を流しながら、途切れ途切れに菊は言った。
ああ、もうこのアホ!
ひっく、ひっくと泣く菊が愛しくなって、オレは勢いに任せて彼女の口にくちづけた。
菊は目を見開いてから、頬を染めながら嬉しそうに目を細めた。繋がったままの小さな唇をこじ開け、歯列を舐めあげ、それも開けてぬるりと舌を押し入れる。暖かな口内を舌で蹂躙していけば、菊の太めの眉は切なそうに寄ってきた。それが嬉しくてまだ開放せずにくちゅくちゅと舌を伸ばす。菊の舌に絡めると、おずおずと舌を差し出してくるのがどうしようもなく愛しくて、小さな舌をじゅるりと吸いあげた。喉は動いていたが唾液を飲みきれなかったのか、菊の口から一筋漏れる。そろそろ限界だと合図を貰って、十分になめまわしてからわざと水音を出して口を離した。

「っは、はぁ、・・・・・んっ」

白い首筋に小さなキスマークをつけて、小さな頭をオレの胸に抱き寄せた。サラサラの髪からはせっけんの香りがわずかに香る。

「おまえなぁ・・・オレ様がどれだけ我慢してたか・・・」

その努力をいっぺんに踏みにじりやがって。
恨みを込めてそう言うと、菊が息を落ちつかせながら首をかしげた。

「どうして、ギルベルトさんが、我慢するんです・・・か?」

・・・・止めてやらねぇぞ。

菊は頬を赤くして元気よく返事しやがった。処女のくせして。






プ→→←←←日みたいな

車の中で聞いてたラジオであったんですよこれが。
「足が寒いの」 私はタオルをもっていってかけてやった。
「肩が寒いわ」 私はタオルを今度は肩にかけてやった。
「・・・・・ねぇあなた。私の心には穴が開いているの。何故かわかる?」
「心に穴が開いてるから隙間風が通って寒いんだなぁ」 私は言った。
「馬鹿じゃないの!?あなた男でしょう!?」
みたいな話。お誘いに気づかない鈍い男萌え。ドイツかな、とも思ったんですが、ここはプで。プわかんねぇプ。
08.12.27